世田谷 音楽教室 駒沢music school M-Bank

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ちょっと楽しい楽譜の読み方と初見の上達資料
第1回 まずFACEからはじめよう。 

●楽譜の読み方も初見も工夫一つで早期上達!●
練習問題1 練習問題2 練習問題3 テンポについて 初見を朝夜の日課に

このページでは将来的に楽譜をがっつり読みたい!という本格的な学習者のための楽譜の読み方と、初見を同時に慣れ親しんでしまおう、というちょっと無謀で楽しい企画です。楽器を演奏される方で、初見初心者の方、楽譜の読み方を覚えたい!というような方が対象です。
資料のバリエーションには限界がありますので、以下に示す方法を参考にして頂きながら、ご自身だけの資料を自分で作って、自分で書いて、覚えることを強くお薦めします。
なお、楽典的な解説部分ですが、これらは通常音楽活動の中で使用するであろう、と思われる用語を優先的に取り扱っています。枝葉の知識よりも実践優先となっていますので、ご了承ください。

<いきなり譜面を読む>
まずこれだけ覚えよう。以下の譜面の左側の記号の呼び名と意味を覚えます。
ト音記号の説明

まずは「ト音記号」です(上の譜例の左側の渦巻き記号)。譜面のこの渦巻きの記号、見たことがありますね。これが「ト音記号」です。この渦巻きの中心がソ=G音を表します。ハニホヘトのトのことです。これはまた後で出てきます。
<余談>
譜面の記号には他にもヘ音記号、ハ音記号など様々にあります。これは五本の線しかない五線譜の音域幅を有効に使うために考え出されました。「この位置をソ」にしておくと、まあ大体ちょうどいい音域の音楽が対象になります。この譜面を使わないと、五線譜の外にほとんどの音がはみ出してしまうような音域を用いるときはヘ音記号やハ音記号の譜面を用います。「そんな・・てきとうにオクターブずらしたらいいんじゃない??」というご意見もあるでしょう。もっともです。でもこの記号の指すG音は391ヘルツの音域のソ=G音を用いることが決まっています。またそのように決められているからこそ演奏者が読みやすく、迷わないわけです。ちなみにこの記号はアルファベットのGの文字をかたどったものです。そういわれると小文字のgに見えないこともありません。

まず覚えてもらいたい音は次の4つです。

譜面例1

この譜面の線と線の間の音はファ・ラ・ド・ミで、英語名にするとF・A・C・Eです。訳せば「顔」・・・ですね。覚えやすいと思います。これをピアノの鍵盤とギターのフレットにしてみます。まずはこの四つの音を覚えてみたいと思います。
音名の覚え方 ギターフレット例1

イメージわきますか??では早速譜面を読んでみましょう。最初は声に出して「ファー・・・ド・・・ラ・・・」と音符を読むだけでいいです。
例題譜面1

少しずつこの譜例を覚えてきて慣れてきたら、次にテンポ(リズム感)を付けます。

まず上の譜面の数字部分を読んでください。「イッチ! ニ! サン! シ!」という感じでリズミカルに。。これが「拍子(ひょうし=リズム)」です。ト音記号の右側に「C」という記号がありますね。これが「四分の四拍子=よんぶんのよんびょうし=4/4」です。この譜面に書かれた音符、みんな同じ形をしていますね(上下逆さまは関係ありません)。これらは全て「四分音符=しぶおんぷ」です。つまり「四分の四拍子」というのは四分音符が四つでひとまとまり、という意味です。これが小節線で区切られています。以下にまとめます。ちなみにCは「common=一般的な」という意味で、音楽で最も一般的な拍子である4/4を表しています。
 譜面の記号の解説
※音符の棒(ぼう=「符幹」という)が五線譜のまんなか(第三線=五線の真ん中の線)上下で逆転する理由は、そうしないと棒の部分が上下に余分にはみ出てしまい、見にくいですし、上下の五線譜の音符とかぶったりしてしまうため、任意で行います(もちろん記譜の都合上ひっくりかえらないものもあります、連音符や二声で主線と副旋律を分けて書く場合などです)。これはちょっとしたセンスかもしれませんね。ちらっと見て、バランス良く配置されている譜面を作るよう心がける、と良いでしょう。楽器屋さんなどで楽譜を見てみると、良く分かると思います。

もう一度譜面を見てください。使用している音符はF,A,C,E音だけです。読むスピードは自由で構いませんので、ゆっくりゆっくり呼んでみてください。一緒に楽器で弾けば、もう初見ですね。このとき、「1,2,3,4!」というリズムに出来るだけ合わせましょう。数字がつまらなければ、「やきにく!」でも「かつどん!」でも「こまざわ!」でもかまいません。とにかく四分の四拍子というリズムを体にしみこませましょう。

なおメロディーはランダムで、わざと覚えにくくしてあります。本来の譜面はもうすこし分かりやすくなりますので、ご安心を。
では以下の譜面の初見にチャレンジ!
練習問題1    topに戻る
譜面練習問題1 

いかがでしょう。
早速次です。次は線上の音符を覚えましょう。
EGBDF音の譜面での位置ちょっと覚えにくいですね。。。「味噌知れふぁ?」m(  )m。ここには最初に出てきたト音記号のG音すなわちソの音が出てきます。英語名では覚えづらいかもしれませんね。この英語名と日本名の対応を把握しましょう。ここで線上の音を覚えます。
鍵盤での位置確認(E,G,B,D,F)ギターフレット解説
同じようにじっくり覚えてください。ではではいきなり練習問題です。譜面のパターンはさっきと同じです。
練習問題2    topに戻る
譜面練習問題2 

少しずつ慣れてきたら早く読んでみてください。また大切なのは常にリズムに乗ること!四分の四拍子は四文字の連打です!リズミックに読みましょう。このとき最初の音を強く読んで、次に三番目をやや強く読んでください。この一拍目と三拍目を「強拍」といい、二拍目と四拍目を「弱拍」といいます。これらを規則的に強弱を付けることで、リズムを作っていきます。

では今回最後の譜面です。がんばってください。これらは音楽表現は関係なく適当に並べた音符です。要領が分かってきたら、自分で必ず作成し、試してください。クリエイティブに学ぶ、これが一番の早道です。

練習問題3    topに戻る
譜面練習問題3

<テンポについて>

譜例1              譜例2
テンポの表示 
一般の譜面の最初の部分に上のような記号を見たことがあるでしょう。これがその曲のテンポを表しています。「テンポ」とは曲の進行するスピードです。譜例1の60というのは1分間に四分音符を60回打つテンポ、という意味です。つまりちょうど時計の秒針と同じ速度でリズムを刻みます。いわゆるテンポ60というのは時計の速さです。
ではテンポ120というのはどうでしょう。1分間に120回四分音符を打つわけですから、時計のテンポの倍ですね。分かりやすく図示すると・・・、
テンポの解説図
となります。
もちろんテンポは30〜250ぐらいまで様々な楽曲があります。クラシックの時代はandanteやallegroといったかんじで、雰囲気で「ゆっくりと」「歩くぐらいの速さで」という指示が書いてありました。

現在はメトロノームといったものやリズムマシンといった機材によって簡単に全員が同一のテンポに合わせられるようになりました。この初見の練習もこういった機材にあわせながら徐々にテンポを上げていくと、初見の良い練習になるとおもいます。

初見を朝夜の日課に
なんとしても譜面が読めるようになりたい!でもいきなり普通の譜面は無理です。有無も言わせず先輩ミュージシャンに初見を仕込まれるなら、必死で出来るでしょうが、そうでもない限り、こういうことは続かないものです。ですので次のような勉強方法を1ヶ月やってみます。だまされたと思ってやってみてください。夜遅くなろうが、どんなに忙しかろうが、音楽を志すならやってください。それぞれ10分もかかりませんし、身に付いたら一生離れません。初見は脳の画像処理を腕で行うような感じです。特殊なことをやってるんだ!と意識しておけばそういう神経が脳の中で作られます。また逆に作れてしまえば、こんな単純な作業はありません。きついのは最初だけです。
<具体的な方法>
朝・・・夜のうちに五線譜と紙を用意しておきます。それを朝起きたら、ベッドから出る前に、顔を洗う前に上記のような練習問題のフォームで段階に合わせた譜面を適当に作ります。めっちゃ眠くてちょうどいいです。あまり頭がさえていると作業にコダワリが出来てしまい、短時間では終わりません。たとえば練習問題1を例にとれば、F,A,C,E音を四分音符だけ用いてランダムに書いておきます。16〜32小節で良いでしょう。それで朝の作業は終わりです。
夜・・・寝る前ぎりぎりにピアノの前、ベッドでギターを持って朝書いた譜面を弾きます。初見ですね。おかしなフレーズだったりして笑ってしまうこともあるのですが、それで1回だけ演奏します。気になったらもう一回だけ。最高でも3回だけでやめます。このとき読譜に集中することがカギです。いつまでたっても読まない、進まない、というのは初見の練習になりません。一気に読んでしまいましょう。

これは書くという作業と読むという作業を習慣化して、脳に定期的な刺激を与え、「楽譜を読み書きするのが生活の一部」となるようにします。そうすると脳は楽譜を読む神経を生活順位の上のほうに上げてくれるので、初見の脳が活発になります。日々の生活でも画像処理の速度が上がったり、右脳的な考えが鋭くなったりします。一石五鳥・・ぐらいにはなりますよ。

また、あまり時間をとりすぎると、生活に支障が出て、右脳も疲れ、長続きしないことがあります。あなたが1ヵ月後に初見しなければならない仕事が迫っていない限り、のんびりペースで毎日実践されると良いでしょう。
<この作業が面白いと持ったら・・・>
バイトの休憩中や電車の中で、バスの中で移動時間を利用して譜面を書いてしまえば、朝の時間を有効に利用できる!という人もいるでしょう。空いている時間を有効に使い、練習しましょう。真剣に1ヶ月もやれば、誰でもスラスラと読めるようになります。自らの能力に驚くかもしれませんが、だれでも「やればできる!」と思いますヨ。

ではではがんばってください。そしていつの日か初見で市販の譜面を友達の前で読んで、驚かせてあげましょうm(  )m。

<英語名と日本名の対応>
C=ド D=レ E=ミ F=ファ G=ソ A=ラ B=シ です。ラの音(A)=440ヘルツという音が楽器の調律の基準になっている、という習慣からラの音がアルファベットの最初のAがあてがわれています。これをまず覚えてしまってください。
あとはC#=D♭、D#=E♭、E#=F、E=F♭、F#=G♭、G#=A♭、A#=B♭、B#=C、C♭=Bを覚えます。
E#=F、E=F♭、B#=C、C♭=Bがおかしな感じですが、これはピアノの鍵盤の構造から、このように約束されています。
 ピアノの鍵盤の構造

ピアノは半音という単位で並んでいます。Cより半音高いのはC#=D♭の黒鍵盤であり、それより半音高いのはDの白鍵盤んびなります。つまりCからDは半音+半音=全音高いといえますね。このような構造を音名で表しているために、Eよりも半音高い音はE#ではなく、Fと表現するのが正しい、というか分かりやすい、と言えます。もちろん勉強していくとE#という表現をする時があります。

ではなぜEとFの間は半音で、CとDの間は全音なのでしょう。

実はこれは音楽理論を勉強しないとちょっと分かりません。そしてこうした基礎知識が分かってくると、音楽は全然難しくなくなってきます!!Music Noteに戻る 第2回へ進む

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